エアコンから水漏れしたらどうする?原因・応急処置・予防法・Q&A完全ガイド
「エアコンからポタポタ水が落ちてきた!」
そんな時、慌ててしまう人は多いはず。床が濡れ、カビや家具の劣化にもつながります。
しかし、実は水漏れの原因の多くは軽度なもので、自分で応急処置できるケースが多いのです。
この記事では、発生原因→応急処置→業者依頼の判断基準→予防策→季節ごとの注意点→Q&Aまでを徹底解説し、約9000文字の完全保存版としてまとめました。
エアコン水漏れの仕組みと発生メカニズム
なぜ水が出るのか?
冷房や除湿運転時、熱交換器(アルミフィン)が冷やされる
室内の湿気が結露水となって溜まる
その水を「ドレンパン」で受け、ドレンホースから屋外へ排出する
👉 この「水の排出経路」が詰まったり傾きが悪いと、水が逆流して室内機から垂れてきます。
水漏れの原因を詳しく解説
1. ドレンホースの詰まり(最も多い原因)
ゴミ・虫の死骸・カビの塊で排水が止まる
特に夏はゴキブリや小さな虫が侵入して塞ぐケースが多い
外を見るとホース先端から水が出ていないのが特徴
2. 勾配不良やホースの折れ
設置時の傾きが甘いと排水が流れにくい
家具や物をぶつけてホースが折れるケースもある
3. フィルターや熱交換器の汚れ
フィルターが目詰まりすると空気の流れが悪化
水が正常に流れず、ドレンパンからあふれる
4. ドレンパンの破損や劣化
結露水を受け止める受け皿
長年使用でヒビやカビの固着が発生
5. ガス不足や冷媒異常
冷媒が不足すると熱交換がうまくいかず、結露が増加
素人では対処できないため業者依頼が必須
自分でできる応急処置【手順化】
💡 作業前に必ずコンセントを抜いて安全を確保!
準備するもの
掃除機(紙パック式が望ましい)
ドレンホースクリーナー(ホームセンターで入手可能)
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雑巾・バケツ
ゴム手袋・マスク
手順1:ホースの先端を確認
外に出ている先端をチェックし、ゴミや虫を除去
水が出ていなければ詰まりの可能性大
手順2:掃除機やクリーナーで吸引
ホースに掃除機の口を当てて10秒ほど吸う
水や異物が出れば改善の兆し
手順3:フィルター清掃
2週間に1度が理想
水洗い後は完全乾燥して戻す
手順4:室内機の水分除去
垂れた水を拭き取り、アルコールスプレーで軽く除菌
カビの再発防止に効果的
体験談から学ぶ実例
📖 Bさん(20代・一人暮らし)
→ フィルター2年放置でホコリだらけ。洗浄後は風量も復活し水漏れなし。
📖 Cさん(40代・会社員)
→ 自力で掃除しても再発。業者に依頼したところドレンパンの劣化が原因で、交換して完全解決。
季節ごとの注意点と予防チェックポイント
春
使用前点検でフィルター清掃
ドレンホースの先端を確認
夏
水漏れ最多シーズン
2週間ごとにフィルター清掃必須
室外機まわりに物を置かない
秋
冷暖房切替期で湿気がこもりやすい
送風運転で内部乾燥を心掛ける
冬
水漏れは少ないが、加湿器併用で結露リスクあり
年末の内部洗浄で翌夏に備える
予防策を「日常・月ごと・年ごと」で習慣化
日常
室内機周辺を乾いた布で拭く
運転後に送風で10分乾燥
月ごと
フィルター掃除
ドレンホースの排水確認
年ごと
プロのエアコンクリーニング
内部のカビ・汚れをリセット
よくある質問Q&A
Q1: 水漏れを放置するとどうなる?
👉 床が濡れ、カビや腐食、電気系統故障の原因になります。
Q2: 掃除機で吸って本当に大丈夫?
👉 短時間であれば問題なし。専用ポンプがあるとより安全。
Q3: 新品でも水漏れする?
👉 設置時の傾斜不良や施工ミスで新品でも発生。
Q4: どのタイミングで業者を呼ぶべき?
👉 掃除後も再発する/異音・異臭を伴う/ガス不足が疑われるとき。
Q5: 修理費用の目安は?
👉 軽度の掃除1万円前後、部品交換5千円〜2万円。
Q6: 冬でも水漏れは起こる?
👉 基本少ないが、加湿器使用で結露が発生することがある。
Q7: DIYで内部清掃は危険?
👉 分解は危険。表面の掃除までにとどめるのが安全。
Q8: 水漏れの原因を自分で特定できる?
👉 ホース排水の有無である程度判断可能だが、内部部品までは難しい。
Q9: 防虫キャップは必要?
👉 詰まり防止に有効。夏場は特におすすめ。
Q10: 業者クリーニングの頻度は?
👉 年1回が理想。特に使用頻度が高い家庭は必須。
まとめ
エアコンの水漏れは、ドレンホースの詰まり・フィルター汚れといった簡単な原因が多く、応急処置で解決できる場合が大半です。
ただし、繰り返す場合や部品劣化が疑われるときは専門業者に相談を。
さらに季節ごとの点検+日常の予防習慣を意識すれば、水漏れリスクを最小限に抑えられます。