7月11日がラーメン記念日とされる理由
ラーメンは、多くの日本人から愛される国民的な食べ物の一つです。そんなラーメンを讃えるために、7月11日は「ラーメン記念日」と定められています。
この記事では、7月11日がなぜラーメン記念日となったのかその背景を説明し、記念日に開催されるイベントについてもご紹介します。また、ラーメンにちなんだ他の記念日についても触れます。
ラーメン記念日が7月11日に定められた主な理由は二つあります。一つ目は数字の「7」と「11」が、それぞれレンゲと箸を象徴しており、ラーメンを食べる際に使われる道具を表しています。もう一つの理由は、日本で最初にラーメンを食べたとされる徳川光圀の誕生日(7月22日)にちなんだものです。徳川光圀は、水戸藩の藩主で、儒学に熱心であり、中国から招いた儒学者によって紹介された中国料理の中に、ラーメンの原型があったと言われています。
さらに、1488年に京都の僧侶がラーメンに似た料理を食べていたという記録がありますが、これはラーメンの歴史において注目される部分です。
一方で、1月22日や8月22日をラーメン記念日と誤解している人もいますが、これらの日は実際にはラーメンとは関連がありません。
日本のラーメン記念日まとめ
日本国内では様々なラーメンに関連する記念日が存在します。ここでは、それらの記念日を詳しく紹介しましょう。
ラーメン関連の特別な日々
2月6日は「二郎ラーメンの日」として知られています。この日は、東京都港区三田に本店を構える「ラーメン二郎」に由来し、語呂合わせ「2=じ、6=ろう」で「じろう」と読むことが名前の起源です。
3月5日は「安藤百福の日」で、インスタントラーメンを発明した安藤百福の生誕日に制定されました。この日は2010年に設定されています。
4月10日は「辛ラーメンの日」です。韓国の代表的なインスタントラーメンである辛ラーメンを広める目的で、「Hot」を語呂合わせで表現しています。
4月25日は「室蘭カレーラーメンの日」で、室蘭カレーラーメンのブランド化を進めるために室蘭商工会議所が設立された日です。
8月2日は「ベビースターラーメンの日」として、その独特の食感と風味を広めるためにおやつカンパニーが制定しました。「おやつカンパニー」という言葉遊びから日付が選ばれました。
8月25日は「即席ラーメンの日」であり、日清食品がチキンラーメンの発売日を記念して制定しました。
10月1日は「天下一品の日」で、本店が滋賀県大津市にあるラーメンチェーン「天下一品」が感謝の意を込めて設定しました。この日にはラーメンを食べると無料クーポンがもらえるイベントが開催されます。
10月2日は「とんこつラーメンの日」で、とんこつラーメンの発祥地である福岡県久留米市をPRするために地元団体が設定しました。
10月29日は「凄麺の日」として、ヤマダイが自社製品の販売記念日として制定しました。
11月3日は「ちゃんぽん麺の日」で、長崎県の食文化を称えるために長崎製麺組合連合会が設定しました。
11月7日は「マルちゃん正麺の日」として、東洋水産がその製品の発売日にちなんで制定しました。
11月11日は「棒ラーメンの日」として、マルタイがその製品の認知を高める目的で設立しました。同じく11月11日は、「めんの日」として日本の全ての麺類を祝う日です。これは
全国製麺協同組合連合会が「1」を麺に見立てて制定したものです。
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