京都の五山送り火とは?由来・見どころ・参加時の注意点を初心者向けに解説

この記事は、京都で毎年行われる伝統行事「五山送り火(ござんおくりび)」について、その由来や意味、見どころや参加する際の基本ポイントを初心者にも分かりやすく解説することを目的としています。歴史的背景や行事の流れを知ることで、安心して行事を楽しめるようになります。
五山送り火とはどんな行事?

五山送り火は、毎年8月16日に京都市内の大文字山(だいもんじやま)や他の山々で大きな火が灯される、日本を代表する伝統行事の一つです。旧暦のお盆にあたる時期に行われ、先祖の霊を送るための行事とされています。
市内の山々に置かれた火床(かどこ)に火がともされ、夜空に大きな炎が浮かび上がる様子は、多くの観光客や地元の人々にとって夏の風物詩となっています。
五山送り火の由来と歴史

五山送り火の起源は平安時代までさかのぼるといわれています。当時、疫病や災難が流行したとき、お盆の行事として先祖や故人の霊を慰め、災いを祓うために火を焚いたのが起源とされています。
時代を経て、火を灯して先祖の霊を送るという意味合いは保たれながら、地域の人々の間で行事として広く行われるようになりました。今日では、夏の京都を象徴する代表的な行事のひとつです。
五山送り火の見どころ(7つの火床)

五山送り火には、次の7つの火床(かどこ)があり、それぞれ異なる文字や形で火が灯されます。どの火床も、それぞれに伝統と意味が込められています。
- 大文字(大):もっとも有名で、京都の東山に灯されます。
- 妙法(妙・法):東山や西山に2つの文字が灯ります。
- 舟形(舟):左京区の如意ヶ嶽に灯されます。
- 左大文字(大):左京区の大文字山に灯されます。
- 鳥居形(鳥居):北区の松ヶ崎に灯されます。
各火床は京都市内の異なる場所にあり、見える場所や距離感によって印象が変わります。それぞれの火床ごとに訪れる場所を変えることで、さまざまな景色を楽しむことができます。
五山送り火の開催時間

五山送り火は、毎年8月16日の夜に行われます。火床ごとに点火される時間は若干異なりますが、一般的には午後8時前後から火が灯され、約1時間程度で終わることが多いとされています。
当日の天候や安全上の理由で、実施時間や状況が変わる場合がありますので、訪問前に公式情報を確認すると安心です。
五山送り火を見るときの服装と準備
五山送り火は夜間に行われるため、気温が下がる可能性があります。夏場でも、風が涼しく感じられる場合がありますので、軽い羽織り物を持っていくと安心です。
- 歩きやすい靴
- 虫よけ対策(夏季)
- 暑さ・寒さに対応できる服装
- 飲み物・必要な持ち物
混雑する場所もありますので、体調管理や安全面を意識した準備をおすすめします。
五山送り火を見るときのマナー
- 他の観覧者や参拝者に配慮する
- 三脚や大型機材の長時間占有は控える
- ゴミを持ち帰る
- 静かに鑑賞する
行事は多くの人が訪れるため、周囲に迷惑をかけないようなマナーを心がけましょう。
よくある質問(Q&A)

Q. 五山送り火は誰でも見学できますか?
A. はい。特別な入場券などはなく、一般の方も多く見学できます。ただし、混雑には注意しましょう。
Q. 火床の近くまで行くにはどうすればよいですか?
A. 火床の近くに行くには、各火床ごとに近隣見学スポットが設定されています。事前にルートを確認することをおすすめします。
Q. 雨天の場合はどうなりますか?
A. 小雨の場合でも実施されることがありますが、安全確保のため中止になる場合もあります。公式情報を確認しましょう。
まとめ|五山送り火は京都の夏の伝統行事

京都の五山送り火は、先祖の霊を送り、夏の風物詩として長く親しまれている伝統行事です。それぞれの火床が夜空に浮かび上がる様子は、心を静かにさせる雰囲気があります。
この記事を参考に、安心して五山送り火の鑑賞や参拝を楽しんでみてください。
